退職の悩み

退職後にもらえるお金まとめ|失業保険・求職者支援制度の申請方法をわかりやすく解説

退職後の生活費が不安で、なかなか一歩踏み出せない方はとても多いです。

しかし、公的な給付金制度を正しく活用すれば、退職後も一定期間は収入を確保できます。民間のサポートサービスに頼らなくても、ハローワーク(公共職業安定所)を通じた公的制度だけで十分対応できます。

この記事でわかること

  • 退職後に申請できる公的給付金の種類と概要
  • 失業保険(基本手当)の受給条件・申請の流れ
  • 求職者支援制度(給付金付き職業訓練)の活用方法
  • 自己都合退職でも受け取れるケースと注意点
  • ハローワーク申請前の確認ポイント


本記事は一般的な情報提供を目的としています。給付金の受給条件・金額・期間は、雇用形態・勤続年数・退職理由など個人の状況により異なります。最新情報は必ずハローワークまたは厚生労働省の公式サイトでご確認ください。

まず結論:あなたに合う制度はどれ?

退職理由・状況別:どの制度を使う?

  • 会社都合退職(解雇・倒産など) → 失業保険を優先。給付制限なしで早期受給が可能
  • 自己都合退職(一般的なケース) → 失業保険に申請。2ヶ月の給付制限後に受給開始
  • 雇用保険未加入・加入期間が短い → 求職者支援制度を検討。要件を満たせば月10万円の給付あり
  • すぐに収入が必要 → 求職者支援金融資制度(無利子の生活費ローン)も選択肢のひとつ

公的給付金 比較早見表

退職後に利用できる主な公的給付金をまとめました。金額・期間は個人の状況により異なります。最新の基準は公式サイトでご確認ください。







制度名主な対象窓口
失業保険(基本手当)雇用保険加入者(原則12ヶ月以上)ハローワーク
求職者支援制度雇用保険を受けられない・受給終了後の方ハローワーク
求職者支援金融資訓練受講中で生活費が必要な方ハローワーク
傷病手当金在職中に病気・けがで休職した方健康保険組合

失業保険(基本手当)の基本と申請方法

退職後にまず確認したいのが雇用保険の基本手当(いわゆる失業保険)です。ハローワークで求職の申し込みをすることで手続きが始まります。

受給できる主な条件

  • 離職前の2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算12ヶ月以上あること(会社都合の場合は6ヶ月以上)
  • 働く意思と能力があり、積極的に求職活動を行っていること
  • すぐに就職できる状態であること


自己都合退職の場合、申請後に2ヶ月間の給付制限期間があります。ただし、体調不良・ハラスメントなど「正当な理由のある自己都合退職」は給付制限が短縮・免除される場合があります。離職理由はハローワークで正確に伝えましょう。

申請の流れ


  • STEP1 ハローワークで求職の申し込み


    離職票・雇用保険被保険者証・マイナンバーカード・写真2枚・本人名義の通帳を持参します。

  • STEP2 雇用保険の受給説明会に参加


    ハローワークが指定する説明会(オンライン対応のケースもあり)に出席します。

  • STEP3 待期期間(7日間)


    申請後7日間は給付を受けられない待期期間があります。全員共通です。

  • STEP4 給付制限期間(自己都合退職のみ)


    自己都合退職の場合は2ヶ月の給付制限があります。会社都合退職はこの期間がありません。

  • STEP5 認定日ごとに受給開始


    4週間ごとの認定日に求職活動の実績を報告することで、給付金を受け取れます。

求職者支援制度とは

雇用保険に加入していない方や受給期間が終了した方が利用できるのが求職者支援制度です。無料の職業訓練を受けながら給付金を受け取ることができます。

対象者と給付内容

  • 雇用保険を受給できない(または受給期間が終了した)求職者
  • 収入・世帯収入・資産などの要件を満たす方
  • 訓練期間中は月10万円の「職業訓練受講給付金」を受給できる場合あり(要件あり)
  • ITスキル・介護・ビジネス系など、無料の職業訓練コースが用意されている


給付金の受給には収入・資産・訓練出席率など複数の要件があります。「受給できるかわからない」という場合も、まずハローワークに相談してみましょう。

よくある悩み・疑問

Q. 自己都合退職でも失業保険はもらえますか?


A. はい、受給できます。ただし自己都合退職の場合は2ヶ月の給付制限期間があります。体調不良・ハラスメントなど「正当な理由のある自己都合退職」に該当する場合は給付制限が短縮・免除されることがあります。離職理由はハローワークで正確に伝えることが重要です。

Q. アルバイト・パートでも受給できますか?


A. 雇用保険に加入していれば受給できます。週20時間以上・31日以上の雇用見込みがあれば原則として加入義務があります。加入していなかった場合は求職者支援制度を検討しましょう。

Q. 退職後すぐにもらえますか?


A. 申請後7日間の待期期間が必ずあります。自己都合退職の場合はさらに2ヶ月の給付制限があります。会社都合退職(解雇・倒産など)の場合は待期期間終了後に受給が始まります。

Q. 離職票がまだ届いていません。どうすれば?


A. 離職票は会社が手続き後にハローワーク経由で交付されます。退職後2週間以上経っても届かない場合は会社またはハローワークに問い合わせましょう。届く前でも「求職の申し込み」だけ先にしておくことは可能です。

Q. 給付金をもらいながら副業はできますか?


A. 収入や就労時間によっては給付額が減額・支給停止になることがあります。認定日に正直に申告することが必要です。申告せずに収入を得ると不正受給とみなされる場合があります。詳細はハローワークへお問い合わせください。

退職理由別おすすめ申請プラン

会社都合退職(解雇・倒産・契約終了)


まず失業保険を申請しましょう。給付制限なしで早期に受給が開始できます。給付期間も自己都合より長くなる場合があります。離職票の「離職理由」欄を必ず確認してください。

自己都合退職(一般)


失業保険を申請し、2ヶ月の給付制限期間中は節約と求職活動を並行します。この期間に職業訓練の検討もおすすめです。「正当な理由」に該当しないか、ハローワークで確認を。

雇用保険未加入・短期間のみ加入


求職者支援制度を検討しましょう。ハローワークに相談すれば、状況に合った訓練コースと給付金の可能性を一緒に確認できます。

申請前に公式で確認するチェックリスト

  • 雇用保険被保険者証の保管場所を確認した
  • 離職票(1・2)が会社から届いているか確認した
  • マイナンバーカード(または通知カード+身分証明書)を用意した
  • 証明写真(3cm×2.5cm)2枚を用意した
  • 本人名義の銀行口座の通帳またはキャッシュカードを用意した
  • 最寄りのハローワークの場所・受付時間を確認した(ハローワーク公式サイト
  • 離職理由(自己都合 or 会社都合)が離職票に正確に記載されているか確認した

まとめ

まとめ

  • 退職後の給付金申請はハローワークを通じた公的制度が基本
  • 雇用保険に加入していれば失業保険(基本手当)を申請できる
  • 自己都合退職でも受給可能。ただし2ヶ月の給付制限がある
  • 雇用保険未加入・受給終了後は求職者支援制度が活用できる場合あり
  • 条件・金額は状況により異なる。必ずハローワークで直接確認

退職後の給付金制度は複雑に見えますが、まずはハローワークに相談するのが一番の近道です。

「申請できるかわからない」という場合も、窓口で状況を説明すれば担当者が案内してくれます。一人で抱え込まず、早めに相談しましょう。

  • この記事を書いた人

ショウ@2度救われた男

「辞めます」が言えずに心を壊しかけた30代。過去2回、退職代行を使って地獄から生還しました。1回目はパワハラ上司、2回目は慢性的な引き止め。実体験に基づいた「失敗しない代行選び」と「辞めた後の人生」を執筆中。無理して壊れる前に、正しく逃げる技術を。|元IT土方→現:週3リモートのWebライター

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